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マリオ・ビオンディ / "HANDFUL of SOUL" [jazz / Male Vocal]

Handful of Soul


Artist : Mario Biondi
Title : "HANDFUL OF SOUL"
Release : 2006
Style : Jazz (malevocal)
jazzっぽさ・・・★★★☆☆ (3/5p)
お気に入り度数・・・ ※最高は5つ

 僕のお気に入り、イタリーのゴキゲンなバップ・グループ、ハイ・ファイヴ・クインテットが全面的に演奏を担当するヴォーカル・アルバム。主役のヴォーカリストは身長2mを超すと云うシチリアン、マリオ・ビオンディ。バリトン・ヴォイスで聴かせる歌はいぶし銀のレア・グルーヴ・ナンバー。70年代のブラック・ミュージックやジャズ、ブラジリアンのフレイヴァー薫るそのクロス・オーヴァーな肌触りは、さすがの曲者ルチアーノ・カントーネ率いるSCHEMA(スケーマ)・レーベルならではのセンス。それに、クラブ向けのプロダクトで知られる同レーベルとは云え、本作は全編打ち込み無しの人肌人力グルーヴなので妙な「作り物」感は一切無し。コイツはかなり渋くてカッコイイアルバムだよ。

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ソフィー・ミルマン / "MAKE SOMEONE HAPPY" [jazz / Female Vocal]

Sophie Milman

Artist : Sophie Milman
Title : "MAKE SOMEONE HAPPY"
Release : 2007
Style : jazz (female Vocal)
jazzっぽさ・・・★★★★☆ (4/5p)
お気に入り度数・・・ ※最高は5つ


 色々な意見は有ると思うのだが、先ずは冒頭から言い切ってしまおう。ソフィー・ミルマンのデビュー第2作目は想像以上に素晴らしい出来映えだった!、と。

 2004年リリースの前作もとても好い内容だったとは思うけど、熱唱型があまり得意でない僕にとってはちょっと歌い方が「熱すぎる」とも感じていた。たまに聴くには悪くないんだけれど、普段から繰り返しローテーションするには少々キツいかな~、って具合に。いくら美味しいワインだって、毎日こってりとジャムのように濃いヤツばかり飲み続けていたら、舌だってきっと疲れちゃうでしょう?。

 しかし、そんな僕の彼女の歌に対するイメージは、この新作に依ってすっかり塗り替えられてしまった。持てる力の全てを歌に詰め込もうと声張り上げて頑張ってた感の有る前作に較べて、好い具合に力の抜けた、なんとも心地良いゆとりに満ちた仕上りになっていると思えるのだ。

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マイケル・ブーブレ / "CALL ME IRRESPONSIBLE" [jazz / Male Vocal]

Call Me Irresponsible

Artist : Michael Buble
Title : "CALL ME IRRESPONSIBLE"
Release : 2007
Style : Jazz (malevocal)
jazzっぽさ・・・★★★☆☆ (3/5p)
お気に入り度数・・・ ※最高は5つ

 デヴィッド・フォスターが手掛けるマイケル・ブーブレのメジャー進出第3作目。実は、そろそろ制作陣の変更をするなりして目先の変化を付けないと、新鮮味も薄れて飽きが来る頃かもな~、なんて具合に勝手な心配していたのだ。しかし、そんな杞憂を軽く吹き飛ばすが如くオープナーに選ばれたナンバーはトニー・ベネットの歌唱で知られる“The Best Is Yet To Come”。マイケルはビッグ・バンドにオーケストラまで従えて余裕綽々。伸びやかに、高らかに歌い上げ、こう宣言するのだ。「ここからが最高なんだ。お楽しみはこれからだよ!」ってね。

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マルガリータ・ベンクトソン / "I'M OLD FASHIONED" [jazz / Female Vocal]

Margareta Bengtson

Artist : Margareta Bengtson
Title : "I'M OLD FASHIONED"
Release : 2007
Style : jazz (female Vocal)
jazzっぽさ・・・★★★★★ (5/5p)
お気に入り度数・・・ ※最高は5つ


 スウェーデンの人気アカペラ・ユニット、リアル・グループを「卒業」したマルガリータ・ベンクトソンの満を持しての初ソロ作。美しくも親しみやすい彼女のソプラノ・ヴォイスで綴られる全10曲は、タイトル曲①"I'M OLD FASHIONED"を始めとした40年代ミュージカルや映画からのノスタルジーなスタンダードと2曲のジョビン・ナンバーから構成される。スウェーデンの実力派ジャズ・メンたちの奏でるサウンドは奇をてらうことなくオーソドックスな部類のものだが、ホーンのソロパートなどそこはかとなく漂う透明感とクールネスはやはり北欧ジャズのそれ。マルガリータの歌声はアップ・テンポの高音域ではちょっぴり線が細いかもしれないけど、それを補う歌の巧さと表現力はさすがにアカペラで鍛え抜かれた賜物。美しい人の美しい歌声で心地良く酔いたい方にお薦めしたい上質の1枚だ。

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スティーヴ・カーン / "BORROWED TIME" [Contemporary / Fusion]

Borrowed Time

Artist : Steve Khan
Title : "BORROWED TIME"
Release : 2007
Style : Contemporary Jazz (guitar)
jazzっぽさ・・・★★★★★ (5/5p)
お気に入り度数・・・ ※最高は5つ

 10年振りにジャケットを彩るジャン.ミッシェル・フォロンの絵が懐かしくも嬉しいステーヴ・カーンの新作。今回もジャック・ディジョネット(Dr)、ジョン・パティトゥッチ(W.Bass)ら“GOT MY MENTAL”(1997)で組んだ腕利きリズム・セクションでのトリオを軸として、昨今のトレンドとは確実に一線を画すカーン独特の哲学的音楽世界を展開している。とは云っても、それは決して気難しいものでない。この新作では今まで以上に鮮明にラテン・フィーリングが採り入れられ、難解に思われがちな彼の音楽に明るさと親しみやすさを加えているのだ。

Steve Khan's Official web site
http://www.stevekhan.com/index.html

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ディー・ディー・ブリッジウォーター / "RED EARTH" [jazz / Female Vocal]

Red Earth

Artist : Dee Dee Bridgewater
Title : "RED EARTH"
Release : 2007
Style : jazz / world (female Vocal)
jazzっぽさ・・・★★★☆☆ (3/5p)
お気に入り度数・・・ ※最高は5つ


 現在はパリを拠点として精力的な活動を続けるベテラン・ジャズ・シンガー、ディー・ディー・ブリッジウォーターの新作は彼女の血脈のルーツであるアフリカを強く押し出した意欲作。実際にレコーディングはマリへ渡って現地のミュージシャンを起用して行われ、強烈なうねりを持つネイティヴなアフロ・グルーヴとパリ仕込みで洗練されたディー・ディーのジャズ・パフォーマンスとの高レベルでの融合が試みられている。

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ローレンス・エルダー / “SURROUNDED” [Adult Contemporary]

Laurence Elder

Artist : Laurence Elder
Title : "SURROUNDED"
Release : 2006
Style : Adult Contemporary (male Vocal)
jazzっぽさ・・・★★☆☆☆ (2/5p)
お気に入り度数・・・ 
※最高は5つ


 たまには男性voアーティストも紹介しないとね(苦笑)。

 昨年秋の終わりくらいのリリース作品だったので、ちょっと今さら感も無くはないのだけど、一般市場ではほとんど気が付いて貰えていなかったんじゃない(?)ってくらい話題にならなかった、でもでもAOR系ファンへはかなりお奨め出来る1枚。主役のローレンスエルダーのボーカルはややアーシーな味わいで、ジャケットに写された伏し目がちなMiddle Manの哀愁漂うダンディズムはボズ・スキャッグスやスティングに近いテイストも滲ませている。ピーター・アースキン(dr)が参加している以外は特に有名どころのミュージシャンが参加していると云うわけではないが、サウンド、アレンジともかなりジャジー寄りで、そのレベルは高い。

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ファブリッツィオ・ボッソ / "FAST FLIGHT" [Jazz / instrumental]

FAst Flight


Artist : Fabrizio Bosso
Title : "FAST FLIGHT"
Release : 2000
Style : Jazz (trumpet)
jazzっぽさ・・・★★★★★ (5/5p)
お気に入り度数・・・

 イタリアでピカイチの若手ビ・バップ・グループHi Five Quintetのフロント・マン、トランペッターのファブリッツィオ・ボッソが2000年にリリースしたソロ・デビュー作。疾走するテクニカルなプレイでぐいぐいと攻め込みつつ、スロー・ナンバーでは一転、耳に心地良くクールに響くメロディアスなフレーズで聴き手を捕らえて離さない。王道ビ・バップのクセにダンサブルと云う類希な観点ではHi Fiveに譲るかも知れないけど、より純粋なジャズ作を好まれる方はこちらに軍配を上げるのではないだろうか。ムードばかりのヌルいトランペットに辟易してるあなたに聴いて欲しい、超強力ハイパーお奨め盤。

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マレン・モーテンセン / "MALENE" [Adult Contemporary]

Malene

Artist : Malene Mortensen
Title : "MALENE"
Release : 2006
Style : Adult Contemporary (female vocal)
jazzっぽさ・・・★★☆☆☆ (2/5p)
お気に入り度数・・・
 ※最高は5つ

 2005年の日本デビューから1年のインターヴァルで届けられたマレン・モーテンセンの新作は彼女と母国を同じくするデンマークの人気ベーシスト、クリス・ミン・ドーキーによるプロデュース作品。前作までは、クリスの兄でピアニストのニルス・ラン・ドーキーが手掛けていたわけで、マレンという素材を目の前に、兄弟二人がいかなるサウンド・アプローチの違いを見せるかも、なかなかに興味深い聴きどころだ。

Malene's official web site : http://www.malenemortensen.com/
Label's web site : http://columbia.jp/artist-info/malene/COCB-53589.html

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ジョイス・クーリング / "REVOLVING DOOR" [Contemporary / Fusion]

Joyce Cooling

Artist : Joyce Cooling
Title : "REVOLVING DOOR"
Release : 2006
Style : fusion (guitar & female vocal)
jazzっぽさ・・・★★☆☆☆ (2/5p)
お気に入り度数・・・
 ※最高は5つ

 ここのところ僕が運転中に一番リピートしてるがこのジョイス・クーリング。こんなルックスの女性ギタリストだからプレイは・・・なんて侮ること無かれ、ムードばかりで内容の無いそんじょそこらのつまらないスムース・ジャズとは大違いなんだから。乾いたギターの音色、フレージング、ブルージィーな歌声は相変わらず「冷めてて」カッコいいし、それでいてメロディーが心地良く耳に残るジョイス節は今作も健在。以前と比べると、ソロなど負けん気を表に出してガンガン弾きまくるって感じじゃなくなってるけど、今は1音1音をより大切に奏でてるみたいだ。

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