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GOODBYE HIRAM!!! / 悲報、ハイラム・ブロック逝く [Contemporary / Fusion]

Hirum Bullock_03.jpg

 日曜日の夜から、ずっと昔のVHSテープを探しているのだけど見つけられないでいる。随分長いこと見ていない一本のビデオ。たとえ見つかったとしても、もう経年劣化でまともに再生出来ないかも知れない。そこに映っているのは、かれこれ20年ほども前のデイヴィッド・サンボーンのライブ・ステージ。おそらくはライブ・アンダー・ザ・スカイで来日した折に収録され、TVで放映されたものだったろう。

 僕の記憶も既に曖昧なのだが、始まりのシーンだけは今も鮮明に覚えている。夕暮れを迎えたよみうりランドの屋外ステージ。ファンキーなシンセベース(多分リッキー・ピーターソンだったはず)のサウンドが単独で鳴り始めると、客席に背を向けた1人の男が踊り出す。リズムに合わせて左右の足を交互に後ろに蹴り出し、それぞれ反対の手の指先で軽やかに踵に触れるダンス・パフォーマンス。彼の出で立ちは、体にピッタリとしたレオタードのようなブルーのパンツにタンクトップ。そして、その腕にはワイルドに塗装のはがされたタバコサンバーストのストラトキャスターが抱かれている。豹のようにしなやかな筋肉を持つ褐色の肢体。なんてカッコのいいギタリストなんだろう!。

 これは88年リリースのサンボーンのアルバム『CLOSE-UP』のオープニング・ナンバー、マーカス・ミラーのペンからなる“SLAM”のイントロでのこと。TV番組ではあったけど、僕が動くハイラム・ブロックを見た、最初の機会だった。

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ニルス・ラングレン funk unit / "LICENCE TO FUNK" [Contemporary / Fusion]

Nils Landgren funk unit.jpg

Artist : Nils Landgren Funk Unit
Title : "LICENCE TO FUNK"
Release : 2007
Style : Jazz Funk / fusion
jazz度数・・・★★☆☆☆ (2/5p)
お気に入り度数・・・[手(チョキ)][手(チョキ)][手(チョキ)] ※最高は5つ

 こんなのがリリースされていたなんてちっとも知らなかったよ~[あせあせ(飛び散る汗)]。北欧ジャズ・シ-ンを牽引するスウェーデンのトロンボーン・プレイヤー、“REDHORN”ことニルス・ラングレンの最新作は、ニルスが若き頃よりファンとして憧れていたクルセイダーズジョー・サンプルとの共演アルバム『"Creole Love Call"』が縁で知り合ったレイ・パーカーJRが全面参加するゴキゲンなファンク・アルバム。そうと知ったら、80年頃にフュージョン&ブラコンに夢中だった人は、そそられちゃうよね~(^^。

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ニクラス・ウインター / "BEAUTOPIA" [Contemporary / Fusion]

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Artist : Niklas Winter
Title : "BEAUTOPIA"
Release : 2007
Style : Instrumental jazz / fusion (guitar)
jazz度数・・・★★★☆☆ (3/5p)
お気に入り度数・・・[手(チョキ)][手(チョキ)][手(チョキ)] ※最高は5つ

 日本でも2006年にファイヴ・コーナーズ・クインテットがブレイクし、その活発なジャズ・シーンが一躍注目されることとなった北欧の国・フィンランドから、今度はヨーロピアン・ニュー・ジャズの実力派ギタリスト、ニクラス・ウインターの日本デビュー・アルバムが届けられた。現代的なクールネス、テクニカルで硬質な先鋭感などを有しながらも、根幹としてメロディアスであることに注力した彼の作品は、何かしら美しい光景を見て懐かしく感じる様な感覚も併せて内包し、我々日本人にとって、どこか情緒的な親近感の持てる演奏が展開されている。それと云うのも、この作品の全11曲中、7曲で演奏しているニクラス・ウインター・カルテット(NWQ)は日欧混成チームであり、元々は今作にも参加しているバークリー音楽院時代の学友、日本人ベーシストの島秀行と一緒に組んだユニットが活動母体となっているのだ。

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ティル・ブレナー / "THE CHRISTMAS ALBUM" [Contemporary / Fusion]

Till Bronner_THE CHRISTMAS ALBUM

Artist :Till Brönner
Title : "THE CHRISTMAS ALBUM"
Release : 2007
Style : Adult Contemporary / Jazz (trumpet)

jazz度数・・・★★★☆☆ (3/5p)
お気に入り度数・・・ ※最高は5つ


 クリスマス・アルバムのご紹介第2弾は僕の大好きなアーティスト、ドイツ出身のトランペッター&ヴォーカリスト、ティル・ブレナーの最新作。フランク・マッコムニューヨーク・ヴォイセスイヴォンヌ・カッターフェルドクリス・ボッティ、ベルリン・ドイツ交響楽団など超豪華なゲストたちをフィーチャーして制作されたこのアルバムは、まるで一本の美しい映画のバックに流れるサントラのように、様々なクリスマスの光景を心の中に映し出してくれる。クリスマス&ニュー・イヤーがやって来る、心浮き立つ楽しい気持ちだけでなく、終わりゆく年のちょっとした淋しさ、せつなさをも織り込んだ、いかにもティルらしいスタイリッシュでハートフルな14編のショート・ストーリー。ただ甘いだけじゃなくって、ちょっぴりほろ苦さを感じさせるところがオトナ向け。もしもあなたが素敵なイヴを過ごしたくて、何か1枚クリスマス用のサウンドが必要で、そしてその選択に迷っているとしたら、僕は躊躇わずこのアルバムを薦めるだろう。

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スティーヴ・カーン / "BORROWED TIME" [Contemporary / Fusion]

Borrowed Time

Artist : Steve Khan
Title : "BORROWED TIME"
Release : 2007
Style : Contemporary Jazz (guitar)
jazzっぽさ・・・★★★★★ (5/5p)
お気に入り度数・・・ ※最高は5つ

 10年振りにジャケットを彩るジャン.ミッシェル・フォロンの絵が懐かしくも嬉しいステーヴ・カーンの新作。今回もジャック・ディジョネット(Dr)、ジョン・パティトゥッチ(W.Bass)ら“GOT MY MENTAL”(1997)で組んだ腕利きリズム・セクションでのトリオを軸として、昨今のトレンドとは確実に一線を画すカーン独特の哲学的音楽世界を展開している。とは云っても、それは決して気難しいものでない。この新作では今まで以上に鮮明にラテン・フィーリングが採り入れられ、難解に思われがちな彼の音楽に明るさと親しみやすさを加えているのだ。

Steve Khan's Official web site
http://www.stevekhan.com/index.html

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ジョイス・クーリング / "REVOLVING DOOR" [Contemporary / Fusion]

Joyce Cooling

Artist : Joyce Cooling
Title : "REVOLVING DOOR"
Release : 2006
Style : fusion (guitar & female vocal)
jazzっぽさ・・・★★☆☆☆ (2/5p)
お気に入り度数・・・
 ※最高は5つ

 ここのところ僕が運転中に一番リピートしてるがこのジョイス・クーリング。こんなルックスの女性ギタリストだからプレイは・・・なんて侮ること無かれ、ムードばかりで内容の無いそんじょそこらのつまらないスムース・ジャズとは大違いなんだから。乾いたギターの音色、フレージング、ブルージィーな歌声は相変わらず「冷めてて」カッコいいし、それでいてメロディーが心地良く耳に残るジョイス節は今作も健在。以前と比べると、ソロなど負けん気を表に出してガンガン弾きまくるって感じじゃなくなってるけど、今は1音1音をより大切に奏でてるみたいだ。

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リー・リトナー / "SMOKEN 'N' MIRRORS" [Contemporary / Fusion]

Smoke_n_Mirrors

Artist : Lee Ritenour
Title : "SMOKIN' N' MIRRORS"
Release : 2006
Style : Contemporary jazz / Fusion (guitar)
jazz度数・・・★★★☆☆ (3/5p)
お気に入り度数・・・ ※最高は5つ
Situation・・・
抜粋ポイント
  • リチャード・ボナが参加するなどアフリカンな新味を程良く加えた4年振りの新作。ジャズ、ポップ、ブラジルと彩りも鮮やかなリーならではのワールド・フレイヴァー
  • 旧友パトリース・ラッシェン本人も参加した彼女の懐かしいヒット・チューン、“Forget Me Nots”のカヴァーが嬉しい!
 スタジオライブのDVD作品『OVERTIME』、2005年の来日公演とジェントルソウツを意識したフュージョン原点回帰が大好評だったリー・リトナー。並のアーティストならそこでつまらない色気を出して柳の下でもう一丁ってところなのだろうが、さすがに彼は違った。常にシーンのトップに居てトレンドをリードして来た矜持と自負がある。一ところにずっとは留まらないのがリーなのだ。その彼が今度加えることにした味付けはなんとアフリカン!。さてさて、その出来映えや如何に。
 

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ティル・ブレナー / "OCEANA" [Contemporary / Fusion]

Till Bronner

Artist :Till Brönner
Title : "OCEANA"
Release : 2006
Style : jazz / Adult Contemporary (trumpet)

jazz度数・・・★★★☆☆ (3/5p)
お気に入り度数・・・ ※最高は5つ
Situation・・・に。のBGM。

 ティル・ブレナー。
 ちょっと背が高くて、トランペットが憎たらしいほど巧くて、少しばかりイイオトコだからって図に乗って、甘ったるい声でラブ・ソングまで歌うイケ好かないヤツ・・・。

 これはもちろん冗談。ハンサムなティルに対する僕からのせいぜいのやっかみだ。でも、もし本当にそんな声が巷のオトコどもから挙がったとしても、何の不思議でも無いくらいに彼には何でも揃ってる。

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ボブ・ジェイムス / "ANGELS OF SHANGHAI" [Contemporary / Fusion]

Angels of shanghai

Artist : Bob James
Title : "ANGELS OF SHANGHAI"
Release : 2006
Label : VIDEOARTS MUSIC→http://www.videoartsmusic.com/
Style : Fusion / World

jazz度数・・・★★☆☆☆ (2/5p)
お気に入り度数・・・ ※最高は5つ
Situation・・・

 2月22日に発売になっていたボブ・ジェイムスのエイジアン・プロジェクト作品、『ANGELS OF SHANGHAI』を発売から2ヶ月近くも経ってようやく手に入れた。ずっと彼のファンだった僕だけど、この作品のコンセプトが「コンテンポラリ・ジャズ/フュージョンと中国の伝統楽器によるコラボレーション」と聞かされて今ひとつピンと来ず、何となく手を出せずに居たのだ。

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ジョン・スコフィールド / "STILL WARM" ~ 『鯔背』 [Contemporary / Fusion]

Still Warm.jpg
Artist : John Scofield
Title : "STILL WARM"
Release : 1986
Style : Instrumental jazz / fusion (guitar)
jazz度数・・・★★★★☆ (4/5p)
お気に入り度数・・・※最高は5つ

 この1つ前に書いた記事に使った「いなせ」って言葉から、思い出した様に懐かしいこのアルバムを聴いてます。暗がりにまばゆく光るIbanez AR(それもロック式トレモロユニット搭載!・・・って、ホントに使ったコト有るの???)を持って凛々しくもレイ・カワクボ(コム・デ・ギャルソン)のスーツに身を包んだ、1986年のジョン・スコフィールドのグラマヴィジョン第2作『STILL WARM』。邦題が『鯔背』だったんですよね~。

※ジョン・スコフィールド / UNIVERSAL MUSIC web site
http://www.universal-music.co.jp/jazz/artist/john_scofield/index.html

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