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ニルス・ラングレン & ジョー・サンプル / "CREOLE LOVE CALL" [Adult Contemporary]

Langren and Sample

Artist : Nils Landgren & Joe Sample
Title : "CREOLE LOVE CALL"
Release : 2006 ※国内盤2005年
Style : R&B / Fusion (male vocal,trombone & piano)

jazz度数・・・★★★☆☆ (3/5p)
お気に入り度数・・・ ※最高は5つ
Situation・・・

抜粋ポイント
  • ほぼ全編に渡りニルス・ラングレンがファンキーに歌いつつトロンボーンをブイブイいわせる「R&B」アルバム
  • ニルスの大好きなクルセイダーズの顔、ジョー・サンプルを招いてのサウンドはおおよそスウェディッシュらしからぬ南部フィーリング満載!

 北欧jazzの旗手、トロンボーン・プレイヤーでヴォーカリストでもあるニルス・ラングレンジョー・サンプルと双頭名義でリリースしたソウルフルなヴォーカル・アルバム。ウィルトン・フェルダーこそ参加してないが、最近の準メンバーとも云えるレイ・パーカーjr.も全面参加するなど、さながらクルセイダーズ・フィーチャリング・ニルス・ラングレンと云った趣。サンプル&ジェニングスの名曲の数々、アラン・トゥーサン、レイ・チャールズのカバーなどアメリカ南部のR&Bフィーリングいっぱいに聴かせる。スウェーデン人シェフの作ったガンボは具だくさんで旨味がたっぷり。意外や本場も唸らせる味わいの一皿に仕上げられている。

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ジム・トムリンソン featuring ステイシー・ケント / "THE LYRIC" [jazz / Female Vocal]

The Lylic

Artist : Jim Tomlinson
Title : "THE LYRIC" featuring Stacey Kent
Release : 2005 ※国内盤2006年07年26日
Label : O+music : http://www.oplus.org/
Style : jazz / sax & female vocal

jazz度数・・・★★★★★ (5/5p)
お気に入り度数・・・ ※最高は5つ
Situation・・・

抜粋ポイント
  • スタン・ゲッツを彷彿させるメロウでムーディなテナー・サックス
  • 奥さまのステイシー・ケントが13曲中11曲にヴォーカル参加
 今年3月末、ヴォーカリストで細君のステイシー・ケントとともに来日公演を果たしたテナー・サキソフォン・プレイヤー、ジム・トムリンソンの新譜。とは云うものの、彼がリスペクトするスタン・ゲッツに捧げるかのようなインスト2曲を除いて、他は全てステイシーのヴォーカルをフィーチャーし、実質夫婦での双頭アルバムと云ってしまっても差し支えない内容。輸入盤は純然たるジム・トムリンソン単独名義だったこのアルバムも、ステイシーの人気の高い日本ではしっかりジャケットに写真も名前も登場。元々ジムはステイシーの魅力を最大限に引き出して魅せるような作品作りをしていたワケだから、これは大正解。彼女のファンは絶対に聴き逃さないようにしたいアルバムだ。

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フランシアン・ファン・タイネン / "A PERFECT BLUE DAY" [Adult Contemporary]

Frencien Van Tuinen

Artist : Francien Van Tuinen
Title : "A PERFECT BLUE DAY"
Release : 2006
Style : Adult Contemporary (Female Vocal)

jazz度数・・・★★★☆☆ (3/5p)
お気に入り度数・・・ ※最高は5つ
Situation・・・もしくは
抜粋ポイント
  • オランダ産。爽やかで清々しい作風、歌声の女性ヴォーカル・アルバム
  • ギターで同郷のジェシ・ヴァン・ルーラーが全編参加
  • 余計な飾り気のないナチュラルでジャジーなサウンドはAORファンにもお薦め!

 すっきりと晴れ渡る青い空。優しくそよぐ風。ずっと続く緑の草原。そんなアルバム・ジャケットそのままをサウンドとしてイメージして貰えばいい。そして歌うは、気持ち良いくらいに飾り気のない女性シンガー・ソング・ライター。メイクはほとんどすっぴん。何でもなさそうな黄色のTシャツに洗いざらしのオリーヴ・グリーンのコットンパンツ。足下は裸足にビーチサンダル(?)だもん(笑)。本作の主人公、フランシアン・ファン・タイネンはこんな具合にどこまでもナチュラルで爽やかな歌声のヴォーカリスト。だけどその歌は、ちょっぴりせつなくて、ほろ苦い。

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テーム・マットソン / "TEEM MATTSSON" [Jazz / instrumental]

Teem Mattsson

Artist : Teemu Mattsson
Title : "TEEMU MATTSSON"
Release : 2006
Style : jazz (trumpet)

jazz度数・・・★★★★★ (5/5p)
お気に入り度数・・・ ※最高は5つ
Situation・・・のBGM

抜粋ポイント
  • スタンダードなし。ほとんどが自作、またはレコーディング・メンバーとの共作曲をプレイ
  • メロディ重視型ではあるが、決して緩いムード派ではない。要所ではしっかりインプロヴァイズ

 北欧から純度の高いjazz物をご紹介。
 本作の主人公、テーム・マットソンはフィンランド出身のトランペッター。北欧のミュージシャンはクラッシックの素養がしっかり積まれていることが多いが、彼もご多聞に洩れずそのクチ。今や本家アメリカ以上にジャズの盛んな北欧圏で屈指のレベルを誇り、フィンランド最高と云われるUOMジャズ・オーケストラの第1トランペット奏者たるマットソンの奏でる端正なその音色はティル・ブレナーの強力なライバル出現を強く思わせる。

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イリアーヌ / "AROUND THE CITY" [Adult Contemporary]

Eliane Around The City

Artist : Eliane Elias
Title : "AROUND THE CITY"
Release : 2006
Style : jazz / adult Contemporary (female vocal)

jazz度数・・・★★★☆☆ (3/5p)
お気に入り度数・・・ ※最高は5つ
Situation・・・

 美人かつ腕利きピアニストの名を恣(ほしいまま)に、NYジャズ界をしなやかに渡り続け早20余年。その間、イリアーヌにとっての本分はあくまでピアニストであり、ヴォーカルはその余技のはずだった。なのにいつも以上に歌ってみた前作『DREAMER』が本人の思いの外大好評。それに気をよくしたレコード会社の意向もあって、彼女の最新作はついに(repriseの⑬以外は)インスト無しの、ほぼ完全なヴォーカル作品となった。

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