SSブログ

2006年4~6月期のリコメンドCDまとめ [リコメンドまとめ]

2006-04to06CD

 早いもので今年ももう半年が過ぎてしまいましたね。年初に考えていたようなことにちっともなっていない自分のこの半年を呆れつつ、自壊・・・もとい、自戒する今日この頃でございます・・・。

 さて、4月から6月末まで、もうひとつのBlog“Hearts and Numbers”のサイドバー部分に「jazzっぽいの、好き?的お薦めCD」として掲載していたアルバムを改めてまとめ直してみました。

 しかし、こうして並べて見ると、相変わらず女性ヴォーカル偏重気味のセレクトですね、我ながら・・・(^^ゞ。


◆参考過去記事:「2006年1~3月期のリコメンドCDまとめ」 
http://ilsale.blog55.fc2.com/blog-entry-24.html

下記の★印はアルバムのお気に入り度を採点、評価するものではありません。「どのくらいjazzっぽいか?」の個人感です。そもそも気に入らなければリコメンドになど載せませんので、その辺をごお酌み取りの上でご参考の一助となさって下さいませ。




Jim Tomlinson / THE LYRIC

リリック リリック
ジム・トムリンソン (2006/07/26)
キングレコード

この商品の詳細を見る

Artist : Jim Tomlinson
Title : "THE LYRICS"
Release : 2005 (※国内盤2006年)
Style : jazz (Sax & vocal)
jazzっぽさ・・・(=1point)
★★★★☆ (4/5p)

4月にヴォーカリストで細君のステイシー・ケントとともに来日公演を果たしたテナー・サキソフォン・プレイヤー、ジム・トムリンソンの新譜。とは云うものの、彼がリスペクトするスタン・ゲッツに捧げるかのようなインスト2曲を除いて、他は全てステイシーのヴォーカルをフィーチャーし、実質夫婦での双頭アルバムと云ってしまっても差し支えない内容。契約的なことでステイシーの名前は前面に出せなかっただろうが、彼女のファンは絶対に聴き逃さないようにしたいアルバムだ。

※参照過去記事:Stacey Kent Live@Cotton Club
http://blog.so-net.ne.jp/ilsale-diary/2006-04-09




Carol Welsman / WHAT'CHA GOT COOKIN' ?

Whatcha Got Cookin Whatcha Got Cookin
キャロル・ウェルスマン (2006/03/29)
コロムビアミュージックエンタテインメント

この商品の詳細を見る

Artist : Carol Welsman
Title : "WHAT'CHA GOT COOKIN' ?"
Release : 2006
Style : jazz (Female vocal)
jazzっぽさ・・・(=1point)
★★★★☆ (4/5p)

日本ではまだそれほど知られてはいないカナダの実力派ヴォーカリスト、キャロル・ウェルスマンの日本発売第2作目。歌だけでなくピアノ、作曲、アレンジなどオールラウンドにこなし、本作でもそれと知らなければ気が付かないようなお洒落なアレンジを施してカントリー・ナンバー等をカバー。レコーディングも腕利きミュージシャン達を一同に集めての同時録音と、スキルの高さを証明。彼女の都会的で洗練されたサウンド・メイクと歌声はもっともっと多くの人々に注目されるに値するもの。7月には来日し、丸の内のCotton-Clubにて待望の単独公演が予定されている。




Rigmor Gustafsson / CLOSE TO YOU

Close to You Close to You
Rigmor Gustafsson (2005/02/01)
ACT Music

この商品の詳細を見る

Artist : Rigmor Gustafsson
Title : "CLOS TO YOU"
Release : 2004
Style : jazz (Female vocal)
jazzっぽさ・・・(=1point)
★★★☆☆ (3/5p)

スウェーデンのジャズ・チャートのトップを飾る人気を誇るリーグモル・グスタフソンがジャッキー・テラソン・トリオを従え、歌うはデォンヌ・ワーウィックの名曲の数々。とはいえバカラック寄りの定番ディオンヌ・ナンバーのみならず、チャカ・カーンの歌唱でも知られる“MOVE ME NO MOUNTAIN”やルーサー・ヴァンドロスの“SO AMAZING”をカヴァーするなどブラコン好きには嬉しいチョイス。特に前者はニルス・ラングレンのトロンボーンがファンキーに轟く好トラック。




Gerald Albright / NEW BIGINNINGS

ニュー・ビギニングス ニュー・ビギニングス
ジェラルド・アルブライト、ウォルター・スコット 他 (2006/04/21)
ビクターエンタテインメント

この商品の詳細を見る


Artist : Gerald Albright
Title : "NEW BIGINNINGS"
Release : 2006
Style : Fusion (Sax)
jazzっぽさ・・・(=1point)
★★★☆☆ (3/5p)

 このところずっとGRPで頑張っていたマルチ・サックス&ベース・プレイヤーのジェラルド・アルブライトもついにPEAKレコードへ移籍、本作が心機一転の第1弾となる。爽快なブラコン・フュージョンは彼がソロデビューした88年の処女作以来の変わらぬものだが、本作では久々にチャッキー・ブッカーが参加するなど原点回帰でストレートに攻め込んで来た。メロディーをなぞるだけのスムース・ジャズでは味わえないファンキーにブロウするアルトとブリブリと弾けるスラップ・ベースが気持ちいい!。




Sophie Milman / SOPHIE MILMAN

Sophie Milman ソフィー・ミルマン
ソフィー・ミルマン (2006/07/26)
ビクターエンタテインメント

この商品の詳細を見る


Artist : Sophie Milman
Title : "SOPHIE MILMAN"
Release : 2006
Style : Female Vocal
( jazz )
jazzっぽさ・・・(=1point)
★★★★☆ (4/5p)

 ロシア生まれの美形22歳の新星デビュー作。イスラエルで暮らし、その後カナダに移って育ちシンガーとなる。ジャケット・フォトからするとクールな容姿でクールな歌声なのかと思いきや、一旦火が着くとかなり勢い良く燃え上がるタイプのようで、なかなかに強い情熱を秘めた熱いヴォーカリストのようだ。艶っぽい声でヤケドしたいあなたに絶対的お薦め。エンターテイナー的な華やかさや声の表情も豊かに併せ持ち、目指すは同郷の若きスター、女性版のマイケル・ブーブレか。ソフィー・ミルマンの今後に要注目!。先々楽しみな新人ヴォーカリストだ。




Erin Bode / OVER AND OVER

Over And Over Over And Over
Erin Bode (2006/01/31)
Max Jazz

この商品の詳細を見る

Artist : Erin Bode
Title : "OVER AND OVER"
Release : 2006
Style : Female Vocal
( jazz/pops )
jazzっぽさ・・・(=1point)
★★☆☆☆ (2/5p)

 地味ではありながらも通好みなヴォーカリストを揃えるMAX-JAZZレーベルから2枚目のアルバムをリリース出来たってことは、アメリカでそこそこの評価を得てるって事だろうエリン・ボーデは今僕が一番に気になるアーティスト。彼女の詳しいプロフィールは知らないのだけれど・・・。ルックスは写真によっては柴咲コウの様に目ヂカラの強うそうなお顔立ち。時にアコースティック、時にジャジーなサウンドに乗せるその歌声はキュートに澄み、優しく素朴な肌触りがする。この音楽をjazzと呼んでしまうには少し無理があるかも知れないけれど、初期のジョニ・ミッチェルに通じる透明感のようなものを僕は彼女に感じるのだ。聴けば絶対和めます。




Mel Torme & Buddy Rich / TOGETHER AGAIN - FOR THE FIRST TIME

トゥゲザー・アゲイン(紙ジャケット仕様) トゥゲザー・アゲイン(紙ジャケット仕様)
メル・トーメ&バディ・リッチ (2006/03/22)
インディペンデントレーベル

この商品の詳細を見る



Artist : Mel Torme & Buddy Rich
Title : "TOGETHER AGAIN - FOR THE FIRST TIME"
Release : 2006( original / 1978)
Style : Jazz (male vocal)
jazzっぽさ・・・(=1point)
★★★★☆ (4/5p)

 メル・トーメ&バディ・リッチの1978年、幻の名盤と云われていたアルバムが紙ジャケットでリイシュー。78年と云うリリース時期とトム・ワーリントンのエレクトリック・ベースの音色もあって、かなりコンテンポラリでメロウな香りもするアルバム。オープナーの“WHEN I FOUND YOU”の躍動するスイング感、ビッグ・バンド・サウンドに乗せて朗々と伸びやかに歌い上げるメルのヴォーカルは素晴らしいの一言。スティービー・ワンダーやポール・ウィリアムスのカヴァーもなかなかなのだが、ラストに収録されたエラ・フィッツジェラルド賛歌の“LADY BE GOOD”のスキャットには敵う者無し。必聴!。




Torun Eriksen / PRAYERS & OBSERVATION

プレイヤーズ&オブザヴェーションズ プレイヤーズ&オブザヴェーションズ
トールン・エリクセン、ポール・フラータ 他 (2006/04/19)
ユニバーサルクラシック

この商品の詳細を見る


Artist : Torun Eriksen
Title : "PRAYERS & OBSERVATION"
Release : 2006
Style : Female Vocal
( jazzy pops / folky soul )
jazzっぽさ・・・(=1point)
★★☆☆☆ (2/5p)

 ノルウェイの女性シンガー・ソング・ライター、トールン・エリクセンの第2作。ビーディ・ベル(Beady Belle)などエレクトロ・ポップ的イメージが強いレーベル、JAZZLANDからのリリースでありながらローズなどいにしえのアナログ楽器中心サウンドのフォーキー・ソウル。リズ・ライトのようにエモーショナルで静かに深い歌唱がお好みなら是非ともお試しあれ。派手ではないけど、じんわり沁みてくるはずだから。




Aldo Romano / CHANTE

サン・ジェルマン・デ・プレ サン・ジェルマン・デ・プレ
アルド・ロマーノ、カーラ・ブルーニ 他 (2006/03/15)
ビデオアーツ・ミュージック

この商品の詳細を見る


Artist : Aldo Romano
Title : "CHANTE"
Release : 2006
Style : Male Vocal
( jazz )
jazzっぽさ・・・(=1point)
★★★★☆ (4/5p)

 アルド・ロマーノはイタリア出身。6歳で家族と共にフランスへ移民し長ずる。パリに根を張り、ドラマーとしてヨーロピアン・ジャズを長きに亘り支えて来た。日米ではそれ程知られた存在では無いのだが、欧州ではその名は重鎮クラスだ。本作ではその彼が全編に渡り本職のドラマーとしてではなく、ヴォーカリストとして渋い喉を聞かせる。ボサノヴァ、シャンソン、ジャズを時に軽やかに、時に哀愁を湛えて。大人の男性ヴォーカルに良いアルバムが無いとお嘆きのあなたに強力大推薦!。もし、デ・プレのカフェでこのアルバムを聴けたなら、それはもうハマリ過ぎでしょう。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。